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2010/10/27

JAZZひすとりー (2)

にしもと(Dr.)です。

今回は、前回の続きのRagtimeの補足と、New Orleans Music (Dixieland)について書きます。

ではまずRagtimeから。
前回説明ができなかった、Ragtimeとはなんぞや?という話しですが、1897年~1918年、ニューオーリーンズやNYの赤線街でダンスミュージックとして始まり、(前回の記事でも紹介した)John Philip Joplinが当時のマーチング音楽にアフリカ音楽由来の「ポリリズム」という要素が加わり改良されたスタイルを指します。またBetween Soundという、完全に拍と拍の間が等間隔ではなく、4拍子と3拍子の「間(あいだ)」にあるようなリズムであることも特徴のひとつです。

ここで、ポリリズムというものについて。

意味は言葉のとおり「拍子の異なるリズムが渾然一体となってる」ということで、たとえば2拍子3拍子が一緒に演奏されるとかそういうことを指します。そういえば、「ポリリズム」って言葉だけは聞いたことある人もいるんではないでしょうか。そう、Perfumeの「ポリリズム」という曲がありますね?あの曲にこの「ポリリズム」が使われてます。



曲の中盤1:40あたりで「ポリリズムポリリズム~」って歌ってるところがポリリズム。独特な雰囲気を醸し出してます。こういったトリッキーとも思える技術はこの頃にすでに存在していて、Perfumeのように現代のポップ。もちろんその他ロック、R&Bやヒップホップなどに受け継がれているということなのであります。

Ragtimeと同じ頃、
New Orleans Music(もしくはDixieland)というスタイルが確立してきました。

このスタイルはBluesやRagtimeスタイルに、トランペット、トロンボーン、それからクラリネットがフロントにたち、ギター、バンジョー、ストリングバス、ピアノやドラムなどがリズムセクションとして彼らをサポート。全体として即興要素やポリリズム要素が加わったスタイルを指します。

言葉で書くと分かりにくいかも、なので以下、例。


Original Dixieland Jazz Band




ルイ・アームストロングが出てきたのはNew Orleansスタイルのころ。このころから現代Jazzまでの数十年もの長い間、Jazzに生きることになる。

Louis Armstrong and the All Stars - Basin Street Blues




これは知ってる人も多いかな。
When The Saints Go Marching In - 1959



こういったものがNew Orleans musicまたはDixielandと呼ばれるスタイル。

で、New OrleansのジャズパフォーマーたちはBasin Street周辺の売春宿や赤線バーといった場所でプレイしていたり、豪華な葬儀に参列して演奏してたりしました。なぜに葬儀かというと、実は当時のニューオーリンズでは親族、親族関係者に混ざってマーチングバンドが付いていて、火葬場行く時、火葬場から帰るときと演奏を行っていたそう。行きが「1st line」、帰りが「2nd line」と呼ばれます。そのマーチングバンドで使われていた楽器がNew Orleans music(Dixieland)でも使われるということになったそうで、なるほど納得できますな。

Ragtimeも含めて、これってJazz?って思えるくらいの楽しい明るい雰囲気のスタイルだけど、れっきとしたJazzなのであーる。

つづく

3 件のコメント:

  1. 三井ひさし2010/10/27 21:00:00

    デキシーといえば、映画「海の上のピアニスト」!凹's ふぇいばりっどな映画です。久々に見たくなってきた!

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  2. フム、なるほどその映画の時代背景とDixielandがちょうど重なってるわ!サントラとかディキシーが使われてるの?
    The Stingといい、これも観とこー。

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  3. 映画つながりで
    ルイ・アームストロング(サッチモ)の出てる映画といえば「5つの銅貨」(記憶が微妙です。7つだったかも)
    確か小さいトランペットの物語だったかなぁ
    でも、ガラガラ声で歌ってたよ。

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